ユダヤ教のお正月(ロシュ・ハシャナ)

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アゼルバイジャンのアリエフ大統領に面会したクーパー師
(Trend News Agency)

ユダヤ人、特に正統派(オーソドックス)の友人を持つと、彼らが守っているさまざまなユダヤ教の決まりや祝祭日について、自然に学ばせられます。その端的な例が安息日(シャバット)で、彼らは金曜日の日没から土曜日の日没まで一切の仕事をしません。車の運転も、電気を使うことも、もちろんコンピューターを使うこともせず、家族で過ごすのが安息日です。私の友人のエブラハム・クーパー師も、金曜日の夕方から土曜日の夜までは、メールを送っても返事はしてきません。

彼らが年間を通して大切にしている祝祭日について、説明を聞くのも興味深いことです。

ユダヤ教の新年を祝うロシュ・ハシャナはその年ごとに異なりますが、今年は10月3・4日(2日の日没から)です。そして10日目の10月12日が贖罪の日(ヨム・キプル)で、ユダヤ教徒は、過去1年間に自分が犯した過ちを反省し、傷つけた人々に赦しを請うのだそうです。その5日後の10月17日から1週間は、収穫を祝う仮庵の祭り(スコット)です。

クーパー師は、これらの祝祭日の意味を、私へのメールで説明してくれました。

「新年にあたり、私たちは世界の全ての人々の平和のために祈ります。これらの聖なる日々が示すパワフルな概念は、神が私たち一人一人に、変わり、成長し、過去の過ちを正し、そしてよりよい未来を創造する能力を与えてくれた、ということです。神は、完璧な人間などいないことを知っています。しかし神は私たちに、“Teshuva”(人間として潜在的に持つ可能性にできるだけ近づくこと)を、自分の意思で行う力を与えたのです。」

この一連の祝祭日に関し、クーパー師が書いたエッセイが、最近 Huffington Post に掲載されました。  “ユダヤ教のお正月(ロシュ・ハシャナ)”の続きを読む

ニューデリーで「ユダヤ人の歴史」展開催

サイモン・ウィーゼンタール・センターとユネスコが共同製作したパネル展示 「People, Book, Land: The 3500 Year Relationship of the Jewish People with The Holy Land 」 が、インド、ニューデリーの 「ガンジー芸術センター」 でオープンしました。エブラハム・クーパー副所長、駐インド米国大使、イスラエル大使、スェーデン大使、そしてインド国内のイスラム教指導者などが参列しました。

展示は、3500年にわたるユダヤ人と聖地の繋がりを辿るものです。

クーパー師は、ニューデリーの新聞 『Sunday Guardian』 のインタビューに答えて、この展示が語るものを、以下のように説明しています。

「私たちは、ユダヤ人に関する疑問に答えるような展示を作りたいと思いました。例えば、世界中のユダヤ人はいったいなぜ、中東の聖地に特別の愛着の念を抱くのでしょう。この愛着は、ユダヤ人が世界のあちこちに離散していた何千年もの間、グーグルも、スマホも、ラジオもテレビも、実際のところいかなるコミュニケーションの手段も無い時代も、失われることはありませんでした。ユダヤ人をかくも長く支えてきた価値とはどんなものだったのでしょう。そして彼らはどのようにして、その地に帰ったのでしょう。この展示は、ユダヤ人の歴史に脈々と流れてきた価値・本質的権利・人間性を語るものです。」

Daniel Carmon 駐印イスラエル大使のツィターから

オープニングセレモニーの様子
(駐印日本大使館から、クーパー師の友人の曽根健孝氏も参加しています)

「ユダヤ人の歴史」国連でオープン

サイモン・ウィーゼンタール・センターがユネスコと制作したパネル展示 “People, Book, Land: the 3,500 year relationship of the Jewish People with the Holy Land” が2015年3月、ニューヨークの国連本部で開催された。展示は2014年6月、パリのユネスコ本部で最初に開かれ、米議会、イスラエル議会、バチカン、コペンハーゲンなどでも開催され、今年の秋にはインドでも開催が予定されている。

以下は、国連本部でのオープニングの様子。サイモン・ウィーゼンタール・センター副所長のエブラハム・クーパー師が司会をし、イスラエル大使や米国連大使が挨拶した。