ニューデリーで「ユダヤ人の歴史」展開催

サイモン・ウィーゼンタール・センターとユネスコが共同製作したパネル展示 「People, Book, Land: The 3500 Year Relationship of the Jewish People with The Holy Land 」 が、インド、ニューデリーの 「ガンジー芸術センター」 でオープンしました。エブラハム・クーパー副所長、駐インド米国大使、イスラエル大使、スェーデン大使、そしてインド国内のイスラム教指導者などが参列しました。

展示は、3500年にわたるユダヤ人と聖地の繋がりを辿るものです。

クーパー師は、ニューデリーの新聞 『Sunday Guardian』 のインタビューに答えて、この展示が語るものを、以下のように説明しています。

「私たちは、ユダヤ人に関する疑問に答えるような展示を作りたいと思いました。例えば、世界中のユダヤ人はいったいなぜ、中東の聖地に特別の愛着の念を抱くのでしょう。この愛着は、ユダヤ人が世界のあちこちに離散していた何千年もの間、グーグルも、スマホも、ラジオもテレビも、実際のところいかなるコミュニケーションの手段も無い時代も、失われることはありませんでした。ユダヤ人をかくも長く支えてきた価値とはどんなものだったのでしょう。そして彼らはどのようにして、その地に帰ったのでしょう。この展示は、ユダヤ人の歴史に脈々と流れてきた価値・本質的権利・人間性を語るものです。」

Daniel Carmon 駐印イスラエル大使のツィターから

オープニングセレモニーの様子
(駐印日本大使館から、クーパー師の友人の曽根健孝氏も参加しています)

カリフォルニア州知事、反BDS運動法案に署名

カリフォルニア州知事、反BDS運動法案に署名
サイモン・ウィーゼンタール・センターのプレスリリース

BDS運動(The Boycott, Divestment and Sanctions Movement)とは、パレスチナ民間団体が2005年に始めた運動で、パレスチナ問題解決のため、イスラエルに経済的・政治的圧力をかけようとするものです。

アメリカでは、BDS運動が、イスラエルを不当に攻撃する反ユダヤ的運動であり、イスラエル・パレスチナの「二国家共存」という解決に繋がらないとして、幾つかの州が反対を表明してきました。

以下は、BDS運動の是非に関し、オックスフォード大学で行われたディベートの様子です。