ユダヤ教のお正月(ロシュ・ハシャナ)

rabbi-cooper-president-ilham-aliyev
アゼルバイジャンのアリエフ大統領に面会したクーパー師
(Trend News Agency)

ユダヤ人、特に正統派(オーソドックス)の友人を持つと、彼らが守っているさまざまなユダヤ教の決まりや祝祭日について、自然に学ばせられます。その端的な例が安息日(シャバット)で、彼らは金曜日の日没から土曜日の日没まで一切の仕事をしません。車の運転も、電気を使うことも、もちろんコンピューターを使うこともせず、家族で過ごすのが安息日です。私の友人のエブラハム・クーパー師も、金曜日の夕方から土曜日の夜までは、メールを送っても返事はしてきません。

彼らが年間を通して大切にしている祝祭日について、説明を聞くのも興味深いことです。

ユダヤ教の新年を祝うロシュ・ハシャナはその年ごとに異なりますが、今年は10月3・4日(2日の日没から)です。そして10日目の10月12日が贖罪の日(ヨム・キプル)で、ユダヤ教徒は、過去1年間に自分が犯した過ちを反省し、傷つけた人々に赦しを請うのだそうです。その5日後の10月17日から1週間は、収穫を祝う仮庵の祭り(スコット)です。

クーパー師は、これらの祝祭日の意味を、私へのメールで説明してくれました。

「新年にあたり、私たちは世界の全ての人々の平和のために祈ります。これらの聖なる日々が示すパワフルな概念は、神が私たち一人一人に、変わり、成長し、過去の過ちを正し、そしてよりよい未来を創造する能力を与えてくれた、ということです。神は、完璧な人間などいないことを知っています。しかし神は私たちに、“Teshuva”(人間として潜在的に持つ可能性にできるだけ近づくこと)を、自分の意思で行う力を与えたのです。」

この一連の祝祭日に関し、クーパー師が書いたエッセイが、最近 Huffington Post に掲載されました。  “ユダヤ教のお正月(ロシュ・ハシャナ)”の続きを読む