ミクヴェ(沐浴場)

ユダヤ人が身を清めるために入るというミクヴェ(沐浴場)のことは、これまで聞いたことはありましたが、本物は見たことがありませんでした。

最近エルサレムに旅した私は、そんなミクヴェの一つを実際に見ることができました。何代もイスラエルに住んできたユダヤ人の子孫である、ガイドのローネン・マリク氏が案内してくれたのですが、それはヨルダン川西岸にありました。彼によると、2000年前のものとされるこのミクヴェが発掘されたのは、アブラハムが息子のイサクと共に歩いたと言われる「Patriarch way」という街道沿いでした。

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            2000年前のミクヴェの前で

“イスラエル・ユダヤ・中東がわかる雑誌”として知られる『みるとす』最新号6月号に、ちょうどミクヴェに関する記事が出ています。

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日本に来たイスラエル医療チーム

2015年4月18日付『エルサレム・ポスト』に掲載された徳留絹枝の記事「Promise fulfilled: Israel medical team in Japan」の日本語訳

1960年代、23歳の佐藤勇は何としてもイスラエルのキブツに留まりたかった。彼は、共産主義国家ではなく民主主義国家の下での共同生活に深い興味を覚え、それに参加してみようとはるばる日本からやってきたのだ。キブツの中のアジア・アフリカ研究所で学びたかったが、彼の語学は、ヘブライ語どころか英語もおぼつかなかった。佐藤青年は、大きすぎた夢を諦めて日本に帰ったらどうか、と丁重に告げられた。しかし彼は必至に訴えた。「約束します。僕は将来政治家になって、必ずイスラエルと日本の友好親善に尽くします。だから僕をここに置いて下さい。」

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若き日の佐藤市長、イスラエル ハイファで

その願いが叶い、彼はその後の6か月をイスラエルで過ごし、日本から遠く離れたこの新しい国への生涯変わらぬ愛着を育むことになる。 “日本に来たイスラエル医療チーム”の続きを読む

「ユダヤ人の歴史」国連でオープン

サイモン・ウィーゼンタール・センターがユネスコと制作したパネル展示 “People, Book, Land: the 3,500 year relationship of the Jewish People with the Holy Land” が2015年3月、ニューヨークの国連本部で開催された。展示は2014年6月、パリのユネスコ本部で最初に開かれ、米議会、イスラエル議会、バチカン、コペンハーゲンなどでも開催され、今年の秋にはインドでも開催が予定されている。

以下は、国連本部でのオープニングの様子。サイモン・ウィーゼンタール・センター副所長のエブラハム・クーパー師が司会をし、イスラエル大使や米国連大使が挨拶した。